3月25日読売新聞朝刊に掲載されていたこの写真に目が停まった。
『復活エジソン電球』というタイトルの記事。
電球には興味はないのだが、この写真の説得力に心ひかれた。
絵で書いたような、すばらしい写真だ!
闇の中、オレンジににじむフィラメントの光が
柔らかく美しく写真全体を占拠する、その中
この写真の言いたい事を明確、明快に表現した職人さんのポートレイトがいい。
この電球を見つめる目。
構えられたカメラに動揺することもなく、何の飾り気もなく、
いつもの仕事を自信と愛をもって黙々とこなす。
そしてこの手、電球を掴もうとしている職人さんの手。
しっかりした大きな手。
指の間接の感じから、『この道50年』以上を想像してしまう信頼の職人の手。
このフィラメントの明かりの柔らかさと燻し銀の職人とのコントラスト
背景とポートレイト!この二者の
絵のコントラストと意味合いのコントラストが同じなのがすばらしい。
(ちょっと解りずらい表現でした)
写真を見ただけで言いたいことが解るということです!
同業者の方に僭越ですが、この写真はNOSTY賞に認定